比叡山試走会を得て改めて感じる「比叡山ITR」のコース特徴と攻略法!!

こんにちは。
スタッフの中谷です。


昨日は「MT比叡」チームの比叡山ITRの試走会でした!!

集合写真!!

S班集合写真!!


個人的な話になりますが、

今回の試走会は社長不在のため、僕が責任者としてやらせていただきました。


改めて、大きなイベントの運営の大変さと普段高速スピードでビッグイベントを回し続ける社長の凄さを痛感しましたが、

どんどん自分で大きなイベントを回せるように頑張りたいと思います。


今回、至らぬ点も多かったと思いますが、本当にたくさんの方がサポートスタッフしてくれたおかげで、無事に大きなイベントを終えることができました。

ありがとうございました〜m(_ _)m






そして、

改めて今回の試走会で実際にコースを走ってみて感じたこと。

今回「MT比叡」のチームのメンバーに対して思ったこと。

僕の思う比叡山のコース特徴、残り2ヵ月足らずで、どういった練習が効率的と感じるかを書かせていただきます。



まずは、大会のコースマップをみて、距離や累積標高を確認しましょう!!

大会の公式HPのコース図!!

距離と累積の図!!

この図から見ても分かるように、

比叡山ITRの一番の特徴は、

距離50kmに対して累積標高が3700mもあるという点!!


50マイルに関しては累積標高が5000mという表記になっていますが、

実質は5300mぐらいあると思います!!



それでいて、関門時間が50km11時間

50マイルは11時間半


この関門設定が非常に厳しいのが特徴です!!




コースとしては、

全体としてのイメージは、基本的にキツい登りと長く走れる下りが多い!!

更に、細かいアップダウンは常に繰り返すと思っていいと思います。

そして、前半の20km+横高山+水井山(25km地点)辺りまでで筋肉を潰しに来るイメージのコースです。

ここで、トレイルの急登、ある程度のテクニカルな下りという要素が詰まっています。

足攣りを促すようなキツいトレイルといった感じです。


そこから先、最後の根本中堂への登り返し2㎞強を除けば、後半は基本走れるコースというか走らなければいけないコースといったイメージ。

50マイルの2周目も完全に走れるコースです!!

あとは、特徴があるとすれば滝寺への下り(31㎞地点)辺りでロープを使わないと下れないような激下りがあること!!

ここは指先まである手袋必須です!!

そして、この後半コースの特徴は、ロードのアップダウン。特に仰木峠を過ぎてからのロードの下りが4㎞近くあり、ここでかなり足を潰されます。

更に、その後比叡山らしい雰囲気でそろそろ終わりかなと思わせてからが、かなりキツくて、地味に長い。横川中堂までの階段で足が攣りそうになる登りです。

最後の横川エイドからの林道の下りも4㎞近くあり、ここでも足を潰されます。

最後の大宮川林道分岐から根本中堂までの登りは、もう気合で登るしかない状態だと思いますが、最後の最後のゴールまでのロードの斜度が一番キツいかもです。笑

つまり、後半コースは関節を潰しに来るコース、前半の疲労蓄積から足攣りも再発させられるようなコースです!!


まとめると、

比叡山ITRはごまかしのきかないコース。

ロード、トレイル、登り、下り、全ての能力がバランスよく必要とされるキツいコース!!



そんな風に思います。





今回の「MT比叡」チームの8時間試走会では、

「完走チーム」が後半の30㎞を走るのでいっぱいいっぱい。

この計算でいくと、前半20㎞をかなり早いペースで走れたとしても、5時間はかかる計算になります。

合計すると、後半で足が凄く元気で全くダメージがない状態だと仮定して、実力以上の120%の力を出して走れたとしても13時間はかかる計算になります。



また、「8時間切り目標チーム」に関しても、一番キツいと言われる地蔵~横高山のコースをカットして走ったにも関わらず、8時間でコンプリートすることができないどころか、コースをショートカットしてなんとか8時間半で完走できたレベル。

半分の人は、仰木集落(元三大師石塔前)でリタイア。




今回の感じだと、確実に9時間~10時間はかかる計算になります。









この結果から見てわかる通り、正直比叡山のコースはかなりキツいです。





全コースを一回で走ってみると分かりますが、みんなが思ってるより本当にキツい。


そして、チームのメンバーに対して思ったことは、完全に練習不足!!


この大会を楽しんで走る為にも、本当に練習が必要不可欠だと思いました。


今の状態だと、おそらく完走、8時間切りという目標にはほど遠い実力です。




全体的な特徴としては、

特に登りが弱い=トレイルの練習不足&心肺強化不足。

ロードや林道等の走れる長い下りの耐性がない=地足ができていない(ロードも含め根本的な走行距離の不足)。

後半の失速、体力の無さ=長い時間動く練習&1日で30㎞以上走る練習ができていない。

登り、下り、ロードをうまくイーブンでまとめきれない=長い距離一定に動く練習の不足。


これを非常に強く感じました!!


おそらくこれは、チームのメンバーだけでなく、一般的なランナーの方はほとんど上記の点でつまずくのではないかと感じます。


コース特徴や今回のチームのメンバーを見せていただいて、

残り2ヵ月、距離を踏むことや長い時間動き続ける練習はもちろんですが、

可能であれば実際に何度も試走をしてコースを把握して練習すること。

ある程度急峻なトレイルにしっかり入ることが大切だと思います。



僕は今年は出場できませんが、去年50マイルで5位に入賞できた時は、1日累積標高2000mを目標に毎日練習に取り組んでいました。

それだけ、上方向への練習(累積を意識したトレーニング)が大切だと感じていたことを思い出しました。
2017比叡山ITR50マイル 5位入賞時のゴール写真!!



まだ2ヵ月弱あるので、できることはたくさんあると思います。


詳しい比叡山の攻略法、オススメのシューズやザック等なんでも相談に来てください(^^)


店頭でお待ちしております(≧∇≦)



トレイルフェストランニングカンパニー
京都府京都市下京区貞安前之町622 B1
TEL:075-746-7886








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